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【警察特化】危機対応の最前線をリアルタイムで見える化する映像伝送システム『DiCaster Police』

4/30/2025

Case Studies, Products & Services

DiCaster PoliceStarlink

現場力強化の鍵は、リアルタイムで可視化される現場状況の把握にある

災害や雑踏警備、要人警護、犯罪捜査など、刻一刻と状況が変化する緊急現場では、リアルタイムの映像共有と迅速な情報伝達が命を守るための絶対条件となっています。

しかし現実には、無線通信など音声中心の連携では情報に限界があり、現場全体の状況把握が困難となる場面が少なくありません。さらに、通信の遅延や途絶、情報漏洩リスクといった課題も常に存在しています。明石花火大会の歩道橋における雑踏事故、要人を狙った襲撃事件、頻発する災害時の通信途絶。これらの事態は、現場と指揮本部間でリアルタイムな映像共有がいかに重要かを示しています。

緊急現場での対応における現場課題

緊急現場での対応では以下のような課題が存在します。

  • 通信回線の混雑によって警備や災害対応用のネットワークが繋がらない
  • 警備・災害対応を行う際に発生する通信のセキュリティが不安
  • 災害・警備本部から現場の状況が分かりづらい
  • 災害時のネットワーク環境構築に時間がかかる

『DiCaster Police』導入による課題解決

警備、災害、要人警護、刑事捜査等の緊急現場における課題解決は、衛星通信システム(Starlink)や専用回線、キャリア回線にも対応した『DiCaster Police』で簡単に解決することができます。

『DiCaster Police』の特長

多地点映像と地図情報のリアルタイム共有

現場映像と地図情報を同時にWebページ上で共有し、迅速かつ強靭な警備・災害・捜査対応を容易に実現します。複数地点からの映像を同時に表示できるほか、各地点の位置情報をもとに、地図上にリアルタイムでマッピングされた状況を確認することが可能です。

豊富な映像配信手段

一般的な防犯カメラ(IPカメラ)、スマートフォン、ウェアラブルカメラ、ドローンなど、多様な映像キャプチャデバイスに対応し、リアルタイムでの映像配信を可能にしています。

極めてセキュアに、かつ低遅延で映像伝送

「機密通信」ハイパー・セキュア・ネットワーク技術

他社製品にはない『DiCaster Police』最大の特長は、純国産の「機密通信技術」にあります。

「機密通信」とは、他の第三者が閲覧できない専用回線を構築し、閉域ネットワーク網の中で関係者間のみで安全に情報・データをやり取りできる通信技術です。映像を伝送しあう機器同士の通信は、外部からどんな通信情報がいつ通っているか判別することができません。

従来のVPNサービスでは、その脆弱性を突いたサイドチャネル攻撃により、パケット長(パケットサイズ)を分析することで、通信内容が明らかになってしまう危険性があります。一方、ハイパー・セキュア・ネットワークでは、トンネル内のパケットが完全に秘匿化されるため、通信内容を第三者に閲覧されることはありません。

低遅延・多様な通信手段に対応

衛星通信システム(Starlink)、専用回線、各種キャリア回線(ドコモ・KDDI・ソフトバンク)など、多様な通信手段に対応。

現場環境に応じて最適な通信方法を選択できるため、災害時や通信混雑時においても高い通信安定性を確保しています。

これにより、極めて低遅延かつリアルタイムな映像伝送を実現し、迅速な現場対応を強力に支援します。

ユースケース / 実績

『DiCaster Police』は幅広いユースケースでその真価を発揮します。

  • 雑踏警備:群衆の密集状況を俯瞰的に把握し、リアルタイムの映像と地図情報を組み合わせ、安全な誘導を可能にします。
  • 要人警護:固定カメラとウェアラブルカメラを併用し、指揮本部が即座に状況判断を下し、迅速な行動を支援します。
  • 災害対応:Starlinkなど衛星通信を活用し、通信網が破壊された災害現場でも途切れない情報共有を可能にします。また、ドローンを併用することにより上空からの情報を迅速に提供します。
  • 刑事捜査:立てこもり事件など緊迫した現場でも、即時の映像共有で突入判断を支援し、隊員や人質の安全確保に貢献します。

また、既に雑踏警備や災害対応のケースにおいて利用実績があります。

【雑踏警備用途】

【日本初】衛星通信によるハイパー・セキュア・ネットワークおよびストレージを用いた警察向け大規模雑踏警備支援を実施しました

【災害対応用途】

岐阜県での「地震を想定したドローンによる災害救助訓練」においてAI解析や映像同時配信の技術支援を行いました

Starlink(スターリンク)衛星通信とマイクロドローンを活用した災害救助訓練を実施しました

安心・迅速・強靭な情報伝達を『DiCaster Police』で実現

『DiCaster Police』は、あらゆる緊急対応の現場において、リアルタイム性、通信安定性、セキュリティの強さを兼ね備えています。導入方法は柔軟で、コストパフォーマンスにも優れています。すでに多くの官公庁、警察、自治体、消防機関での実績があり、現場の危機管理を飛躍的に向上させます。

情報の即時性・確実性・安全性を重視するすべての現場に、『DiCaster Police』が新たな安全の基準を提供します。

【製品紹介サイト】

https://www.dicaster-police.com/