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【組織 / DAO】現場が自ら意思決定できる分散型自立組織、DAOを目指す

2023.09.06

経営理念・組織・制度

社長

■ベースとなる組織の考え方 ~フィロソフィとDAO~

Casley Deep Innovations株式会社の人事制度には、京セラの「フィロソフィー経営」を採り入れています。業績目標や行動基準にも「社会課題の解決」を組み込んでいて、社員1人1人がそれに基づいて評価され、CSVに寄与している実感が持てる人事評価を実践しています。

ベースになる考え方として、そもそも上意下達型のピラミッド型ヒエラルキーな組織にしたくないという想いがあり、上下関係のない「丸い組織」を構築してきました。なぜなら、私たちのミッションは「社会課題を解決すること」であり、そのための行動や議論が正しければ年齢も経験も全く関係ありません。メンバー同士はみんな「さん付け」で呼び合い、対等に意見を言い合います。キャスレーでは、自由闊達で風通しのいい企業風土づくりを心掛けています。


また、京セラのフィロソフィー経営を採り入れることで「全員経営」に近い考え方を採用しています。そうすることで、現場が自ら意思決定できるような「DAO(Decentralized Autonomous Organization)=分散型自立組織」を目指しています。


■組織を強くするための取り組み ~理念・倫理・哲学~

DAOの実現のため、日常的に「理念ドリブン」で物事を判断していくことを心掛けています。特筆すべき点として、社内に「Casley University」という教育制度を設けており、すべての社員が経営倫理を学ぶ点が挙げられます。

代表自ら教壇に立ち、社員と社会課題について議論します。研修の中で矛盾する課題に対して、誰をどう助けるべきか、おのおのが自らの倫理観や哲学に基づいて意思決定するトレーニングを行っています。


その他、自社のプロダクトでもある社内コミュニケーションツール「Gmail HR Tech」を使って、お互いのアクションに対して細やかなフィードバックが行われる仕組みを導入しています。社員1人1人が楽しく働ける組織であり続けられるよう、いろいろと工夫を積み重ねています。


■DAO化する未来 ~Casleyの取り組み~

近い将来、会社という単位はなくなるかもしれません。

情報の非対称性が存在したころは、1社に何十年も勤めるということは当たり前でした。しかし、現代では情報の非対称性はなくなる一方で、自分の目標や今したいことの選択肢が可視化され、1社に何十年も勤めるよりも、好きなプロジェクトを3-5年やってスキルを上げたり、ある期間を区切って自由に働くことの比重のほうが大きくなっています。

この比重の実行形態が「会社」という制度の枠組みを飛び越えたとき、世の中はDAO化します。

好きなプロジェクトを遂行する有志が集まったDAO=自律分散型組織の規模が会社よりも大きくなるか、会社という組織の中にDAOが共存するか、そんな世界が来ると思うのです。

そしてこのとき最も重要になるのは、法(=ルール・制度)と理念や倫理、哲学です。DAOでは、個人に大きな裁量権が生じます。より個人のスキル、責任感、人格などに依存して組織や業務が回ることになるので、個人個人の意見の相違や対立がそのまま組織や風土を形成することになります。

人間は不完全な存在です。完璧な人間などこの世に存在しません。

どんな個人・リーダーであっても、誰のために何をするのか?善い行いを動機付け、自らの過ちを正し、よりよい社会を実現するためには法(=ルール・制度)による秩序と、法ではカバーしきれない人間としての理念や倫理、哲学を持つことが重要なのです。

当社は、このようなベースの考え方やDAO化する未来を見据えて自社においてDAOの研究と実践を行っています。

例えば、「丸い組織」設計、Casley University といった自律分散型の勉強会や、ステークホルダ毎のガバナンス設計、トークンの発行などです。

今後も、現場が自ら意思決定できる分散型自立組織、DAOを目指して挑戦を続けていきます。